NovoNordisk公司近日表示欧盟正式批准Victoza(liraglutide,利拉鲁肽)用于治疗成人2型糖尿病,可在欧盟27个成员国上市。liraglutide成为首种批准用于2型糖尿病的一天一次的人胰高血糖素样肽-1(GLP-1)类似物药物。
批准的适应症包括:利拉鲁肽用于二甲双胍或一种磺酰脲类降糖药联用于单独使用二甲双胍或磺酰脲类降糖药不能控制血糖水平的患者;用于使用二重疗法不能控制血糖水平的患者,可使用Victoza+二甲双胍或一种磺酰脲类降糖+噻唑烷二酮类降糖药联合疗法。
利拉鲁肽(liraglutide)是一种新开发的与天然GLP-1高度同源的GLP-1类似物,只须每日使用1次,就可持续发挥降糖作用。作为2型糖尿病治疗药物,目前该药正在接受FDA审批,其一系列研究也显示了与GLP-1相似的β细胞保护效应。
利拉鲁肽增加β细胞数量:
一项对糖尿病小鼠模型的研究显示,与对照组相比,利拉鲁肽治疗组胰岛β细胞数量显著增加,其中β细胞凋亡数量明显减少。普拉扎克(Prazak)等对体外培养的人胰岛β细胞的研究也发现,利拉鲁肽可诱导β细胞增殖,并且抑制白介素1β(IL-1β)诱导的β细胞凋亡。
利拉鲁肽改善β细胞功能:
利拉鲁肽的Ⅲ期临床试验由一系列研究组成(称为LEAD项目),在全球40多个国家进行,共纳入4000余例2型糖尿病患者。在这些研究中,研究者通过稳态模型评估法(HOMA)和观察胰岛素原/胰岛素比率,研究了利拉鲁肽对β细胞功能的影响,结果均显示利拉鲁肽治疗组β细胞功能显著改善。
利拉鲁肽治疗糖尿病:
随着人民生活水平的提高,糖尿病日趋成为一大重要的社会负担。然而,目前的糖尿病治疗仍不尽如人意,虽然治疗药物种类繁多,但糖尿病的发生和发展仍然在不断加剧,随着疾病进展,患者β细胞功能进行性减退,导致最终血糖很难控制。
利拉鲁肽是诺和诺德公司最新研发的一种降血糖药物,又称人胰高糖素样肽-1类似物。人胰高糖素样肽-1是体内存在的生理性肽类物质,能够根据体内葡萄糖水平的高低按需调节降糖激素的分泌,从而发挥降血糖作用。利拉鲁肽正是这一物质的类似物,它能克服胰高糖素样肽-1应用时需要持续静脉输注/持续皮下注射的缺点,仅通过每日一次注射就能达到良好的降糖作用以及多种降糖以外的益处。目前该药物已在全球40多个国家,数千位2型糖尿病患者中进行了随机对照的临床试验。
作为新一代降血糖药物,利拉鲁肽最引人瞩目的是它延缓糖尿病进展的潜力。大量临床试验表明,利拉鲁肽不仅能够改善β细胞分泌功能,还能够减少其调亡,增加β细胞的新生。从而延缓糖尿病的不断进展。另外,无论单独应用还是与其它口服药联用,利拉鲁肽均能显著降低糖化血红蛋白;出现低血糖机率较低;有明显的降低体重的作用,在肥胖的患者中效果更显著;降低血压,从而在降低心血管疾病的风险方面显示出有益的效果。这种集多种效果于一身的特点是现有治疗药物所不具备的。
新規2型糖尿病治療薬 国内初のGLP-1受容体作動薬ビクトーザ®発売
2010年6月11日 PRESS-10-12
糖尿病ケアのリーディングカンパニーであるノボ ノルディスク ファーマ株式会社(社長:クラウス アイラセン、本社:東京都千代田区)は、本日6月11日より、ビクトーザ®皮下注18mg(以下ビクトーザ®、一般名:リラグルチド(遺伝子組換え))を発売します。ビクトーザ®は国内初のGLP-1受容体作動薬です。食事療法、運動療法で十分な効果が得られない、あるいは、食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(SU剤)を使用して十分な効果が得られない2型糖尿病を適応とする薬剤として、本年1月20日に、厚生労働省より製造販売承認を取得しました。
ビクトーザ®の主な特徴は以下のとおりです。
- HbA1cの改善効果に優れ、その効果は持続します。1-4)
- 体重増加をきたしにくい薬剤です。1-4)
- 膵β細胞機能指標を改善します。2)4)5)
ビクトーザ®は、欧州では、2009年6月30日に欧州委員会より欧州連合27カ国すべてにおいて承認され、現在までにドイツ、英国、デンマーク、オランダなどにおいて上市されています。米国では2010年1月25日に承認を取得し、2月16日に上市しています。
ビクトーザ®について 新規2型糖尿病治療薬ビクトーザ®は、国内初のGLP-1受容体作動薬です。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を血糖値に応じて促進させ、同時に、血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制します。1日1回の皮下注射で優れた血糖改善効果を示し、単独療法では低血糖を起こしにくい薬剤です。また、GLP-1の薬理作用である食欲・摂食に対する作用から、体重増加をきたしにくい薬剤です。2型糖尿病はインスリンを分泌する膵β細胞の機能が徐々に低下する進行性の慢性疾患ですが、国内外の臨床試験では、ビクトーザ®投与後に膵β細胞機能指標の改善が認められました。主な副作用は投与初期の一過性の胃腸障害(便秘など)です。
ビクトーザ®皮下注18mg製品概要
販売名 (英文表記) |
ビクトーザ®皮下注18mg (Victoza®) |
薬効分類名 |
その他のホルモン剤(注射薬) |
一般名 (英文表記) |
リラグルチド(遺伝子組換え) Liraglutide (Genetical Recombination) |
承認年月日 |
2010年1月20日 |
薬価基準収載日 |
2010年 6月11日 |
発売日 |
2010年 6月11日 |
剤形 |
注射剤 |
効能又は効果 |
2型糖尿病 ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
- 食事療法、運動療法のみ
- 食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
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用法及び用量 |
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日0.9mgを超えないこと。 |
包装 |
1筒 3mL (6.0mg/mL): 2本 |
薬価 |
9,960円 |
製造販売元 |
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 |
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ビクトーザ®皮下注18mg |
Reference |
1) |
Seino Y et al.Efficacy and safety of the once-daily human GLP-1 analogue, liraglutide, vs glibenclamide monotherpay in Japanese patients with type 2 diabetes. Curr Med Res Opin.2010;26:1013-1022 |
2) |
社内資料、製造販売承認審査資料 国内第Ⅲ相臨床試験(単独療法試験) |
3) |
Kaku K et al. Improved glycaemic control with minimal hypoglycaemia and no weight change with the once-daily human glucagon-like peptide-1 analogue liraglutide as add-on to sulphonylurea in Japanese patients with type 2 diabetes. Diabetes Obes Metab. 2010; 12: 341-347. |
4) |
社内資料、製造販売承認審査資料 国内第Ⅲ相臨床試験(SU薬併用療法試験) |
5) |
Chang AM et al. The GLP-1 derivative NN2211 restores β-cell sensitivity to glucose in type 2 diabetic patients after a single dose. Diabetes. 2003; 52(7): 1786-1791 |
■ 参考資料
日本の糖尿病治療について 糖尿病はインスリン分泌の低下やインスリンの働きが悪くなることで発症します。最も患者さんの多い2型糖尿病は食事療法と運動療法を基本にし、場合によっては薬物療法を行います。
治療における課題
- 日本において、薬物治療を受けている2型糖尿病患者さんの70%以上がHbA1c 6.5%未満を達成できていないのが現状です1)。HbA1cを下げることで、糖尿病合併症のリスクが減少すると報告されています2)。
- 体重増加により、血糖コントロールが困難になりやすいといわれています3)4)。また、これまでの糖尿病治療薬では、体重を増加させることがありました5)6)。
- 糖尿病は進行性の慢性疾患で、高血糖により膵β細胞からのインスリン分泌能が徐々に低下します7)。
血糖コントロール指標と評価 |
指標 |
優 |
良 |
可 |
不可 |
不十分 |
不良 |
HbA1c値(%) |
5.8未満 |
5.8~6.5未満 |
6.5~7.0未満 |
7.0~8.0未満 |
8.0以上 | |
(出典:日本糖尿病学会編 科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン、第2版. 19頁、南江堂、2007より引用、一部改変) |
日本の糖尿病患者について 日本での糖尿病患者は増加の一途をたどり、厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる人は、平成19年(2007年)の調査で890万人、糖尿病の可能性を否定できない人は1,320万人になり、糖尿病患者と予備軍を合わせて、2,210万人にのぼります。日本で圧倒的に多いのは2型糖尿病です。2型糖尿病は、遺伝的素因と環境要因が重なり合って、インスリン分泌の低下やインスリンの働きが悪くなることで発症します。環境要因は、過食(特に高脂肪食)や運動不足などの生活習慣や肥満や加齢などです。
Reference |
1) |
小林正、他: 糖尿病診療マスター5(4); 401-406,2007 |
2) |
Ohkubo Y et al. Intensive insulin therapy prevents the progression of diabetic microvascular complications in Japanese patients with non-insulin-dependent diabetes mellitus: a randomized prospective 6-year study. Diabetes Res Clin Pract.1995;28(2): 103-17 |
3) |
Lavie et al. Obesity and cardiovascular disease: risk factor, paradox, and impact of weight loss. J Am Coll Cardiol. 2009; 53(21): 1925-32. |
4) |
Klein et al. Weight Management Through Lifestyle Modification for the Prevention and Management of Type 2 Diabetes: Rationale and Strategies: A statement of the American Diabetes Association, the North American Association for the Study of Obesity, and the American Society for Clinical Nutrition. Diabetes Care 2004 27(8):2067-2073. |
5) |
U.K. Prospective Diabetes Study (UKPDS) Group. Effect of intensive blood-glucose control with metformin on complications in overweight patients with type 2 diabetes (UKPDS 34). Lancet. 1998; 352(9231): 854-865. |
6) |
Kahn et. Al. Glycaemic durability of rosiglitazone, metformin, or glyburide monotherapy. New Engl J Med. 2006; 355:2427-244 |
7) |
Robertson RP et al. Beta-cell glucose toxicity, lipotoxicity, and chronic oxidative stress in type 2 diabetes. Diabetes. 2004;53 Suppl 1: S119-24. |
この件についてのお問い合わせは、 ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 広報部まで。
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