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当前位置:药品说明书与价格首页 >> 抗肿瘤药 >> 药品目录 >> 辅助药类 >> 影响骨代谢类 >> 福达华片(磷酸氟达拉滨片)

福达华片(磷酸氟达拉滨片)

2008-05-28 10:31:59  作者:新特药房  来源:中国新特药网天津分站  浏览次数:303  文字大小:【】【】【
简介: 药物名称:磷酸氟达拉滨 英文名: fludarabine phosphate 药物别名:福达华 Fludara 药物类别: 适应症:适用于B细胞性慢性淋巴细胞白血病(CLL)患者的治疗,这些患者至少接受过一个 ...

【药品名称】
商品名:福达华
通用名:磷酸氟达拉滨片
英文名:Fludarabine Phosphate Tablets
汉语拼音:Linsuanfudalabin Pian
【成分】
本品主要成份为磷酸氟达拉滨。
【适应症】
用于B细胞性慢性淋巴细胞白血病(CLL)患者的治疗,这些患者至少接受过一个标准的包含烷化剂的方案的治疗,但在治疗期间或治疗后病情并没有改善或仍持续进展。
【用法用量】
推荐剂量为每日口服,磷酸氟达拉滨40mg/m2体表面积,每28天连续服用5天,每28天重复。磷酸氟达拉滨片可以空腹服用或伴随食物服用。必须以水吞服,不应嚼服或把药片弄碎后服用。
磷酸氟达拉滨应一直用到取得最佳治疗效果(完全或部分缓解,通常需6个周期)后停用。
对肾功能不全患者的剂量应作相应的调整。肌酐清除率为30-70ml/min时剂量应减少达50%。
【不良反应】
最常见的不良事件包括骨髓抑制(白细胞减少、血小板减少和贫血)、以及包括肺炎、咳嗽、发热、疲倦、虚弱、恶心、呕吐和腹泻在内的感染。其它常见的报告事件包括寒战、水肿、不适、周围神经病变、视力障碍、食欲不振、粘膜炎、口腔炎和皮肤皮疹。

【禁忌症】
禁用于对磷酸氟达拉滨及其所含成分过敏的患者,肌酐清除率小于30ml/min的肾功能不全患者和失代偿性溶血性贫血的患者。
妊娠及哺乳期禁用磷酸氟达拉滨。

【注意事项】
在急性白血病患者的剂量范围研究中,发现使用高剂量的磷酸氟达拉滨与重度的神经作用相关,包括失明、昏迷和死亡。在静脉内应用约比推荐剂量高4倍的磷酸氟达拉滨〔9mg/m2/天,5-7天〕的患者中,36%的患者出现了重度的中枢神经系统毒性。而在接受CLL和Lg-NHL推荐剂量范围治疗的患者中,重度的中枢神经系统毒性罕见(昏迷,癫痫发作和焦虑不安)或少见(意识模糊)。
对于健康状况差的患者,使用磷酸氟达拉滨应谨慎,并且在给药前应认真权衡利弊。
接受磷酸氟达拉滨治疗的患者在输注未经照射处理的血液后,已经发现与输血相关的移植物抗宿主病(GVHD)[由输入的具有免疫活性的淋巴细胞对宿主的反应〕。有报告这种病的死亡率非常高。因此,为了将输血相关移植物抗宿主病的风险降到最低,正在接受或已经接受磷酸氟达拉滨治疗的患者,在需要输血时应该只接受经过放射线处理的血液。

【规格】
10mg

【贮藏】
密封保存。

【批准文号】
国药准字J20060014

【生产企业】
企业名称:SCHERING AG
分装企业:拜耳医药保健有限公司广州分公司

フルダラ錠10mg

一般名

フルダラビンリン酸エステル(Fludarabine Phosphate)〔JAN〕

化学名

(+)-2-Fluoro-9-(5-O-phosphono-β-D-arabinofuranosyl)-9H-purin-6-amine

分子式

C10H13FN5O7P

分子量

365.21

性状

本品は白色の結晶性の粉末である。
本品はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、水又は0.1mol/L塩酸試液に溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。

取扱い上の注意

小児の手のとどかない所に保管するよう指導すること。

組成

成分・含量
1錠中、フルダラビンリン酸エステル10mg含有

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

●再発又は難治性の下記疾患
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫
マントル細胞リンパ腫

●貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病

効能又は効果に関連する使用上の注意

慢性リンパ性白血病において、本剤の対象は、未治療例の場合、原疾患の進展に起因する貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病患者(Rai分類でハイリスク群又はBinet分類でB又はC期)であり、既治療例の場合、少なくとも一種類の標準的なアルキル化剤を含む治療に無効又は進行性の慢性リンパ性白血病患者である。

用法及び用量

通常、成人にはフルダラビンリン酸エステルとして、40mg/m2(体表面積)を1日1回5日間連日経口投与し、23日間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。
なお、体表面積により、次の投与量を1日用量とする。ただし、患者の状態により適宜減量する。

体表面積(m2):0.89-1.13
1日用量(1日あたりの錠数):40mg(4錠)

体表面積(m2):1.14-1.38
1日用量(1日あたりの錠数):50mg(5錠)

体表面積(m2):1.39-1.63
1日用量(1日あたりの錠数):60mg(6錠)

体表面積(m2):1.64-1.88
1日用量(1日あたりの錠数):70mg(7錠)

体表面積(m2):1.89-2.13
1日用量(1日あたりの錠数):80mg(8錠)

体表面積(m2):2.14-2.38
1日用量(1日あたりの錠数):90mg(9錠)

※:小数点以下2桁に四捨五入

用法及び用量に関連する使用上の注意

1.
腎機能が低下している患者(クレアチニンクリアランスが30~70mL/分)では、腎機能の低下に応じて次のような目安により投与量を減量し、安全性を確認しながら慎重に投与すること。[「薬物動態」の項参照]

<減量の目安>
クレアチニンクリアランス(mL/分):70
体表面積(m2):0.45-0.73
1日用量(1日あたりの錠数):20mg(2錠)
体表面積(m2):0.74-1.01
1日用量(1日あたりの錠数):30mg(3錠)
体表面積(m2):1.02-1.30
1日用量(1日あたりの錠数):40mg(4錠)
体表面積(m2):1.31-1.58
1日用量(1日あたりの錠数):50mg(5錠)
体表面積(m2):1.59-1.87
1日用量(1日あたりの錠数):60mg(6錠)
体表面積(m2):1.88-2.16
1日用量(1日あたりの錠数):70mg(7錠)
体表面積(m2):2.17-2.44
1日用量(1日あたりの錠数):80mg(8錠)

クレアチニンクリアランス(mL/分):50
体表面積(m2):0.53-0.86
1日用量(1日あたりの錠数):20mg(2錠)
体表面積(m2):0.87-1.20
1日用量(1日あたりの錠数):30mg(3錠)
体表面積(m2):1.21-1.54
1日用量(1日あたりの錠数):40mg(4錠)
体表面積(m2):1.55-1.88
1日用量(1日あたりの錠数):50mg(5錠)
体表面積(m2):1.89-2.21
1日用量(1日あたりの錠数):60mg(6錠)
体表面積(m2):2.22-2.55
1日用量(1日あたりの錠数):70mg(7錠)
体表面積(m2):2.56-2.89
1日用量(1日あたりの錠数):80mg(8錠)

クレアチニンクリアランス(mL/分):30
体表面積(m2):0.65-1.05
1日用量(1日あたりの錠数):20mg(2錠)
体表面積(m2):1.06-1.47
1日用量(1日あたりの錠数):30mg(3錠)
体表面積(m2):1.48-1.88
1日用量(1日あたりの錠数):40mg(4錠)
体表面積(m2):1.89-2.30
1日用量(1日あたりの錠数):50mg(5錠)
体表面積(m2):2.31-2.71
1日用量(1日あたりの錠数):60mg(6錠)
体表面積(m2):2.72-3.13
1日用量(1日あたりの錠数):70mg(7錠)
体表面積(m2):3.14-3.54
1日用量(1日あたりの錠数):80mg(8錠)
2.
本剤による治療中に高度の骨髄抑制が認められた場合には、次のような目安により、適切に減量、休薬又は投与中止の判断を行うこと。

<投与量調整の目安>
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫
骨髄機能の回復の指標
好中球数1,200/mm3以上及び血小板数75,000/mm3以上
投与量の調節
次クール開始にあたり、好中球数及び血小板数が上記の指標に回復するまで休薬する。
・1週後までに回復した場合は40mg/m2/日で投与を継続する。
・2週後までに回復した場合は30mg/m2/日に減量する。
・2週後までに回復しなかった場合は投与を中止する。

慢性リンパ性白血病
骨髄機能の回復の指標
好中球数1,000/mm3以上及び血小板数100,000/mm3以上
投与量の調節
次クール開始にあたり、好中球数及び血小板数が上記の指標に回復するまで休薬する。
・2週後までに回復した場合は40mg/m2/日で投与を継続する。
・2週後までに回復しなかった場合、
-好中球数500/mm3以上、及び血小板数50,000/mm3以上であれば30mg/m2/日に減量する。
-好中球数500/mm3未満、又は血小板数50,000/mm3未満であれば20mg/m2/日に減量する。
3.
国内臨床試験において、本剤の6クールを超える投与での低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫に対する有効性及び安全性は確認されていない[「臨床成績」の項参照]。6クールを超えて投与を行う場合には、投与継続について慎重に判断すること。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

1.
腎機能が低下している患者(クレアチニンクリアランスが30~70mL/分の患者)[副作用が強くあらわれるおそれがある。]

2.
感染症を合併している患者[骨髄抑制により感染症が増悪するおそれがある。]

3.
肝障害のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

重要な基本的注意

1.
骨髄抑制により感染症又は出血傾向等の重篤な副作用が増悪又は発現することがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また、使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。[「その他の注意」の項参照]

2.
遷延性のリンパ球減少(特にCD4陽性リンパ球の減少)により、重症の免疫不全が増悪又は発現する可能性があるので、頻回に臨床検査(血液検査等)を行うなど、免疫不全の兆候について綿密な検査を行うこと。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うとともに、カンジダ等の真菌、サイトメガロウイルス等のウイルス、ニューモシスチス・カリニ等による重症日和見感染に注意すること。また、日和見感染の発現を抑制するため、あらかじめ適切な措置を講ずること。

3.
生殖可能な年齢の患者に投与する場合には、性腺に対する影響を考慮すること。[「その他の注意」の項参照]

相互作用

併用禁忌

(併用しないこと)

薬剤名等
ペントスタチン
(コホリン)

臨床症状・措置方法
致命的な肺毒性が発現することがある。

機序・危険因子
機序は不明

併用注意

(併用に注意すること)

薬剤名等
シタラビン

臨床症状・措置方法
骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。

機序・危険因子
in vivo試験及びin vitro試験において、シタラビンの活性代謝物であるara-CTPの細胞内濃度の上昇が認められている。

薬剤名等
他の抗悪性腫瘍剤

臨床症状・措置方法
骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。

機序・危険因子
ともに骨髄抑制作用を有する。

副作用

副作用等発現状況の概要

低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫を対象とした国内臨床試験における総症例64例中、64例(100.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な自他覚症状は悪心26例(40.6%)、食欲不振23例(35.9%)、疲労22例(34.4%)、下痢20例(31.3%)、血尿15例(23.4%)、頭痛15例(23.4%)、上気道炎13例(20.3%)、便秘13例(20.3%)、発疹12例(18.8%)、鼻咽頭炎10例(15.6%)等であった。
主な臨床検査値異常はリンパ球減少62例(96.9%)、白血球減少62例(96.9%)、好中球減少61例(95.3%)、ヘモグロビン減少42例(65.6%)、赤血球減少39例(60.9%)、血小板減少35例(54.7%)、CRP上昇29例(45.3%)、ALT(GPT)上昇27例(42.2%)、AST(GOT)上昇24例(37.5%)、LDH上昇23例(35.9%)、総ビリルビン上昇17例(26.6%)、高尿酸血症15例(23.4%)、ALP上昇12例(18.8%)、γ-GTP上昇12例(18.8%)等であった。(承認時)

重大な副作用

1. 骨髄抑制
(頻度不明)
汎血球減少、好中球減少、血小板減少、ヘモグロビン減少、赤血球減少等があらわれる又は増悪することがあるので、頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

2. 間質性肺炎
(頻度不明)
間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、咳、発熱等の症状が認められた場合には速やかにX線検査を行い、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

3. 精神神経障害
(頻度不明)
錯乱、昏睡、興奮、けいれん発作、末梢神経障害等の精神神経障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

4. 腫瘍崩解症候群
(頻度不明)
腫瘍崩解症候群(初期症状:側腹部痛、血尿)があらわれることがある。この合併症は高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症、血尿及び腎不全を伴うことがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと(本剤の治療効果が投与開始後1週間であらわれることがあるので、この合併症の危険性のある患者では予防措置を講じること)。

5. 重症日和見感染
(頻度不明)
敗血症、肺炎等の重症日和見感染があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、抗生剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤の投与など適切な処置を行うこと。

6. 自己免疫性溶血性貧血
(頻度不明)
致命的な自己免疫性溶血性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、輸血(放射線照射血)、副腎皮質ホルモン剤の投与など適切な処置を行うこと。

7. 自己免疫性血小板減少症
(頻度不明)
自己免疫性血小板減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

8. 赤芽球癆
(頻度不明)
赤芽球癆があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

9. *脳出血、肺出血、消化管出血
(頻度不明)
脳出血、肺出血、消化管出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

10. 出血性膀胱炎
(頻度不明)
出血性膀胱炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血尿が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

11. 重篤な皮膚障害
(頻度不明)
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、口腔粘膜の発疹、口内炎等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

12. 心不全
(頻度不明)
心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

下記の副作用があらわれることがあるので、このような場合には適切な処置を行うこと。
呼吸器
5%以上
上気道炎、鼻咽頭炎、咽頭炎、咳

呼吸器
5%未満
アレルギー性鼻炎、喘鳴、呼吸困難

呼吸器
頻度不明
呼吸障害、低酸素(症)

消化器
5%以上
悪心、食欲不振、下痢、便秘、胃部不快感、口内炎

消化器
5%未満
腹痛、消化不良、嘔吐

消化器
頻度不明
口唇疱疹

精神神経系
5%以上
頭痛、不眠、めまい、感覚減退(しびれ)

精神神経系
頻度不明
脱力感、下肢知覚異常、手指感覚異常、視力障害、視神経炎、視神経障害、下垂手、錯感覚注)

循環器
5%以上
不整脈、動悸

循環器
5%未満
浮腫

循環器
頻度不明
脈拍数増加

代謝異常
頻度不明
代謝性アシドーシス、膵酵素変化

肝臓
5%以上
ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、血清アルブミン低下、血清総蛋白減少、ウロビリン尿

肝臓
頻度不明
黄疸

皮膚
5%以上
発疹、表皮剥離

皮膚
5%未満
皮膚そう痒症

腎臓
5%以上
高尿酸血症、蛋白尿、高カリウム血症、低ナトリウム血症、クレアチニン上昇

腎臓
5%未満
BUN上昇、低カルシウム血症

腎臓
頻度不明
高リン酸血症

泌尿器
頻度不明
尿中結晶

その他
5%以上
CRP上昇、疲労、発熱、体重減少

その他
5%未満
腰痛、筋肉痛、神経痛、味覚異常、倦怠感、多汗、潮紅

*その他
頻度不明
疼痛、水痘、悪寒、無力症注)、インフルエンザ様症状注)、末梢性浮腫注)、四肢痛注)、粘膜障害

注)外国の臨床試験で報告された有害事象

高齢者への投与

*一般に高齢者では生理機能が低下しているので、本剤投与前に患者の状態及び臓器機能を十分に検討し確認すること。投与開始後は、患者の状態を慎重に観察すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.
胎児毒性及び催奇形性が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[妊娠中に注射剤の投与を受けた患者で奇形を有する児を出産したとの報告がある。]

2.
授乳中の女性に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験で乳汁中に移行することが認められている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

過量投与

徴候、症状
外国の急性白血病を対象とした注射剤での臨床試験で、過量投与により失明、昏睡などの重篤な精神神経障害の発現が報告されている。

処置
本剤の投与を中止し、慎重に観察を行うとともに適切な対症療法を行うこと。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

1.
フルダラビンリン酸エステルと他の抗悪性腫瘍剤で治療された患者に、骨髄異形成症候群、急性白血病が発生したとの報告がある。

2.
注射剤による治療中又は治療後に、皮膚癌の発生、悪化又は再燃が報告されている。

3.
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫患者を対象に本剤を用いて実施した第II相臨床試験において、白血球数が最低値に至るまでの期間(クールごとの中央値)は8~14日、好中球数は15~21日、リンパ球数は7日、ヘモグロビンは14~21日、血小板数は14~15日であり、回復までの期間(最低値から、各クール投与開始前のグレードへ改善するまでの期間、クールごとの中央値)は、白血球数:8~14日、好中球数:7~8日、リンパ球数:7~15日、ヘモグロビン:6.5~8日、血小板数:7~11日であった。また、全クールを通じての最低値はそれぞれ、49.5日、61.5日、68.5日、72.0日及び89.5日と、投与2~3クール目にみられた。

4.
動物実験(ラット、イヌ)において精巣毒性が認められ、4週間の休薬期間では回復性が確認されていないので、不妊など性腺に対する影響を考慮すること。

薬物動態

1.
薬物動態
日本人の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫患者に本剤30、40及び50mg/m2を1日1回5日間連日経口投与したとき、投与1日目及び5日目の血漿中主代謝物(2F-ara-A)濃度は、30mg/m2の投与5日目の1例を除き、投与1~2時間後に最高値に達した後、二相性に消失し、最終相半減期は8~14時間であった。また、投与5日目のAUCは1日目の1.3~1.4倍に増加した1)
2.
蛋白結合
最終添加濃度0.2~5μg/mLでの2F-ara-Aのヒト血漿との蛋白結合率は19.3~29.4%であり、濃度によらずほぼ一定であった2)。また、2F-ara-A(最終添加濃度0.285μg/mL)のヒト血清アルブミンとの結合率は9.1%であった3)

3.
代謝・排泄
経口投与後消化管で吸収され、血液中で速やかに2F-ara-Aに代謝された後、2F-ara-Aとして主に尿中に排泄される。日本人の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫患者に本剤30、40及び50mg/m2/日を1日1回5日間連日投与したとき、いずれの投与群においても投与5日後までに累積投与量の約33.1~39.0%が2F-ara-Aとして尿中に排泄された1)
[注:本剤の承認用量は1日量40mg/m2(体表面積)]

4.
腎機能低下患者における動態(参考:静脈内投与)
腎機能低下患者(米国人癌患者、血清クレアチニン濃度≧1.5mg/dL又はクレアチニンクリアランス<70mL/分)に80~260mg/m2の用量で単回静脈内投与したとき、血漿中2F-ara-A濃度の全身クリアランスは腎機能の正常な患者に比して低下した4)。さらに、腎機能低下患者(米国人白血病患者、クレアチニンクリアランス<70mL/分)に5日間連日点滴静注したとき、血漿中2F-ara-A濃度の全身クリアランスとクレアチニンクリアランスには正の相関関係が認められた。また、AUCは、腎機能低下度がより大きい患者では腎機能の正常な患者に比して最大約2倍まで増加した5)
これらのことから、腎機能低下患者では、血漿中2F-ara-Aの曝露量を腎機能の正常な患者と等しくするために、腎機能の低下の程度(クレアチニンクリアランス:30~70mL/分)に応じて投与量を減量する必要があると考えられる。

臨床成績

治療歴を有する低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫患者を対象に、本剤の単独投与により実施した国内第II相臨床試験での有効性は以下のとおりであった。投与クールは、最大6クールで、平均は4.7クールであった6)。(表1)

慢性リンパ性白血病患者を対象に実施された外国の第II相臨床試験での有効性は以下のとおりであった。(表2)

表1

   評価症例  完全寛解  部分寛解  奏効率(95%信頼区間)  TTFの中央値(95%信頼区間) 
Lg-NHL  46例  14例  16例  65%(50-79%)  8.6ヵ月(6.6-12.0ヵ月) 
MCL  6例  0例  1例  17%(0-64%)  6.1ヵ月(4.6-8.7ヵ月) 

Lg-NHL:低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫
MCL:マントル細胞リンパ腫
完全寛解:不確定完全寛解を含む、奏効率:部分寛解以上、TTF:治療成功期間

表2

   評価症例  完全寛解  部分寛解  奏効率(95%信頼区間)  投与クール最大(平均) 
既治療例  78例  14例  26例  51%(40-63%)  8クール(5クール) 
未治療例  81例  10例  55例  80.2%(70-88%)  8クール(5.9クール) 

奏効率:部分寛解以上[米国国立がん研究所(National Cancer Institute:NCI)規準による全有効性評価対象例での解析]

薬効薬理

1.
作用機序
DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼなどを阻害し、DNA及びRNA合成並びにDNA修復を阻害することにより増殖細胞及び静止細胞のいずれにも抗腫瘍効果を発揮する7~12)

2.
抗腫瘍効果
種々の培養ヒト白血病細胞株を用いた腫瘍選択性試験において、骨髄性白血病細胞に比べ慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病及び成人T細胞白血病・リンパ腫細胞で強い増殖阻害作用を示した13)。非ホジキンリンパ腫については、患者由来細胞及び株化細胞に対して増殖抑制作用を示し、マントル細胞リンパ腫患者から採取した細胞においてアポトーシス増強作用を示した14~16)。(in vitro
マウスL1210白血病細胞又はヒトJOK-1白血病細胞を腹腔内移植したマウスにおいて、静脈内投与(L1210、JOK-1)、経口投与(JOK-1)ともに延命効果を示した17~19)。(in vivo
 
包装

錠剤
10mg PTP包装 10錠(5錠×2)
 
药品价格(单位:元)
编号
药品名称
通用名
产地
规格
单位
参考价
110373 福达华 注射用磷酸氟达拉滨 先灵(广州)药业有限公司 50mg 2600
111833 注射用磷酸氟达拉滨 注射用磷酸氟达拉滨 重庆莱美药业有限公司 50mg 2260
112026 芙达龙 注射用磷酸氟达拉滨 广东岭南制药有限公司 50mg 1942

责任编辑:p53


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