【中文品名】盐酸奥普力农 【药效类别】强心药>氨力农类,血管扩张药 【通用药名】OLPRINONE HYDROCHLORIDE 【别 名】Coatec, Coretec, Loprinone, E-1020 【化学名称】 3-Pyridine carbonitrile, 1,2-dihydro-5-imidazo[1,2-a]pyridin-6-yl-6-methyl-2-oxo-, monohydrochloride 【CA登记号】[119615-63-3] 【结 构 式】
【分 子 式】CHNOPS· 【分 子 量】 【收录药典】 【开发单位】卫材 【首次上市】1996年,日本 【性 状】 【用 途】 心脏兴奋剂,用于治疗对其它治疗无效的急性心功能不全。在由冠脉阻塞或心得安产生的急性心衰中,静注本品30微克/公斤可逆转心脏抑制。 --------------------------------------------------------------- 【原研厂家】Eisai (Originator)卫材
【用 途】心脏兴奋剂,用于治疗对其它治疗无效的急性心功能不全。在由冠脉阻塞或心得安产生的急性心衰中,静注本品30微克/公斤可逆转心脏抑制。
【概述】心力衰竭(Cardiac Dysfunction),又称充血性心力衰竭(CHF),是指在静脉回流正常的情况下,由于原发的心脏损害引起心排血量减少,不能满足组织代谢需要的一种综合征。临床上以肺循环和(或)体循环瘀血以及组织血液灌注不足为主要特征。随着心血管病诊疗技术的进步,许多在急性期死亡率极高的疾病如急性心肌梗塞,由于采用了溶栓等治疗手段,早期死亡率已大大降低,相反却使得心力衰竭发病率逐年增加。另外,随着人类寿命不断延长,心肌老化也成为心衰的重要原因。心衰已成为21世纪人类面临的最难以克服的疾病。心功能衰竭是冠心病、高血压等心脏病的终末阶段,其预后比恶性肿瘤还差,随时危及生命。心衰的死亡率极高,有统计表明,重度心衰患者死亡率高达50%,心衰患者得病2年后死亡率高达30—40%,6年后高达70%,而且患病3年内约有一半患者会因心衰加重反复住院。盐酸奥普力农是一种磷酸二酯酶(PDE)III抑制剂,具有正性肌力作用和血管扩张作用,主要通过抑制磷酸二酯酶,使心肌细胞内环磷酸腺苷(CAMP)浓度增高,细胞内钙增加,心肌收缩力加强,心排血量增加。
【国外上市情况】盐酸奥普力农是由日本卫材株式会社开发的一种磷酸二酯酶抑制剂,主要用于急性心力衰竭。1996年4月24日由日本厚生省批准上市,上市剂型为注射液,规格为5ml:5mg和150ml:9mg,商品名为コアテック注®,英文商品名为Coretec®。
【与同类产品比较】急性和慢性充血性心衰的基本治疗药物主要有儿茶酚胺类和磷酸二酯酶Ⅲ抑制剂。儿茶酚胺类因正性肌力和增加心率作用不能有效分离,有致心律失常的可能,因而在临床应用上受到限制。磷酸二酯酶Ⅲ抑制剂目前为治疗心衰的主要药物, 最先应用的PDE- Ⅲ抑制药是氨力农(amrinone),临床有效,但长期口服后约15%患者出现血小板减少,另有心律失常、肝功能减退。现仅供短期静脉滴注用。其代替品米力农(milrinone)抑酶作用较前者强20倍,临床应用有效,能缓解症状、提高运动耐力,不良反应较少,未见引起血小板减少。但近来报道久用后疗效并不优于地高辛,易引起心律失常,病死率较高,也仅供短期静脉给药用。依诺昔酮(enoximone)治疗中、重度CHF疗效与米力农相似,其病死率较对照组为高,不可长期口服用。其他有待临床观察的药还有匹罗昔酮(piroximone),匹莫苯(pimobendan),维司力农(Vesnarinone)等。奥普力农在增加心肌收缩功能的同时能够改善舒张功能。而且还具有舒张阻力和容量血管的作用。强心扩管双重功效显著改善心功能不全症状,有利于预后、改善生活质量;临床实验证明本药在不增加心肌的耗氧量情况下,增大心输出量,同时减轻心脏的前后负荷,比儿茶酚胺类制剂的改善心功能有效率高。且较少引起心律不齐。奥普力农提高心脏指数(CI)及降低周围血管阻力与米力农程度相当,对大动脉舒张压和肺动脉压作用较米力农强。
商品名: コアテック注SB9mg 英名: Coretec Injection SB 9mg 一般名: オルプリノン塩酸塩水和物
コアテック注5mg
一 般 名
オルプリノン塩酸塩水和物 (Olprinone Hydrochloride Hydrate)
化 学 名
1,2‐dihydro‐5‐(imidazo[1,2‐α]pyridin‐6‐yl)‐6‐methyl‐2‐oxo‐3‐pyridinecarbonitrile hydrochloride monohydrate
分 子 式
C14H10N4O・HCl・H2O
分 子 量
304.73
構 造 式
物理化学的性状
オルプリノン塩酸塩水和物は白色~淡黄白色の結晶性の粉末で、においはない。本品はギ酸に溶けやすく、水にやや溶けにくく、メタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)、無水酢酸、酢酸(100)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
効能又は効果
効能又は効果/用法及び用量
下記の状態で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合
急性心不全
用法及び用量
通常、成人には、本剤を注射液そのまま、又は生理食塩液、ブドウ糖液等で希釈し、オルプリノン塩酸塩水和物として体重1kgあたり10μgを5分間かけて緩徐に静脈内投与し、引き続き1分間あたり0.1~0.3μg/kgを点滴静注する。 なお、点滴投与量は患者の病態に応じて適宜増減し、必要ある場合には1分間あたり0.4μg/kgまで増量できる。
使用上の注意
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
1.
重篤な頻脈性不整脈のある患者 〔本剤は陽性変時作用と血管拡張作用による圧受容体反射があるため、不整脈を増悪させることがある。〕
2.
重篤な冠動脈疾患のある患者 〔本剤は陽性変力作用を有し、冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。〕
3.
腎機能障害のある患者 〔腎機能の低下に伴い、本剤の消失半減期が長くなるおそれがある。また、腎機能障害を悪化させるおそれがある。〕
4.
著しく血圧の低い患者 〔本剤は血管拡張作用を有し、血圧を更に低下させることがある。〕
5.
高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
重要な基本的注意
1.
本剤は他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適用を考慮すること。
2.
本剤の投与前に体液減少及び電解質の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
3.
本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等、患者の状態を観察しながら行うこと。
4.
本剤の投与開始後、120分間で臨床症状の改善がみられない場合、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5.
長時間投与の使用経験は少ないが、3時間を超える投与では副作用の発現頻度が高い傾向にあるので、3時間を超えて投与する場合には、注意して使用すること(「臨床成績」の項参照)。
6.
本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。なお、1日の総投与量は0.6mg/kg(1分間あたり0.4μg/kgで24時間投与した場合に相当)を超えないこと。
7.
本剤の投与中に、過度の心拍数増加、血圧低下があらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、減量又は中止するなどの適切な処置を行うこと。
8.
高度の大動脈弁狭窄・僧帽弁狭窄等がある患者では、本剤による改善がみられない可能性がある。
9.
腎機能が低下している患者では、消失半減期が長くなることが推定されるので、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等、患者の状態を十分に観察しながら、点滴静注の際には1分間あたり0.1μg/kgから開始し、過量投与にならないよう投与量に注意すること。
10.
利尿剤を大量に投与されている患者では、本剤に十分反応しない可能性があるので注意すること。
11.
本剤の投与により過度の利尿及び低カリウム血症を起こす可能性があるので、ジギタリス療法を受けている患者については注意すること。
12.
急性心不全患者では、不整脈があらわれることがあり、本剤の投与によりその可能性を高めるおそれがあるので、注意すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1.
薬剤名等
カテコールアミン系の強心薬 ドパミン塩酸塩 ドブタミン塩酸塩等 アデニル酸シクラーゼ活性化剤 コルホルシンダロパート塩酸塩
臨床症状・措置方法
互いに強心作用を増強するが、不整脈の発現を助長させるおそれもある。
機序・危険因子
本剤並びに相手薬剤はともに強心作用を有する。
2.
薬剤名等
ジソピラミド
臨床症状・措置方法
外国における類薬(アムリノン)の使用成績で、併用した1例において過度の血圧低下が報告されている。
機序・危険因子
機序不明
副作用
副作用等発現状況の概要
*総症例3,899例中、379例(9.72%)の副作用(臨床検査値異常を含む)が報告されている。(再審査終了時)
重大な副作用
1. *心室細動、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、血圧低下
心室細動(0.1~5%未満)、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)(0.1~5%未満)、血圧低下(0.1~5%未満)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2. *腎機能障害
腎機能障害(0.1~5%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
1. 循環器注1)
0.1~5%未満
頻脈、上室性又は心室性期外収縮等の不整脈
2. 消化器
0.1~5%未満
嘔吐
3. *精神神経系
0.1%未満
頭痛、頭重
4. *血液
0.1~5%未満
血小板減少、貧血、白血球減少、白血球増多
5. 泌尿器
0.1~5%未満
尿量減少
6. *過敏症注2)
0.1%未満
発疹
7. *呼吸器
0.1%未満
低酸素血症注3)
8. *その他
0.1%未満
熱感
その他の副作用の注意
注1)観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。
注2)このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注3)血管拡張作用により動脈血酸素分圧の低下を起こすことがあるので、呼吸管理を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
高齢者では、肝・腎機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすいと推定されるので、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等、患者の状態を十分に観察しながら、点滴静注の際には1分間あたり0.1μg/kgから開始し、過量投与にならないよう投与量に注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。 〔動物実験(ラット:静脈内)で胎児体重の増加抑制、化骨遅延が認められている。〕
2.
本剤投与中は授乳を避けさせること。 〔動物実験(ラット:静脈内)で乳汁中への移行が認められている。〕
小児等への投与
*小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
適用上の注意
1. 調製時
(1)
下記の注射製剤と配合変化を起こすことが確認されているので、混合しないこと。 ソルダクトン、ウロキナーゼ‐Wf、フルマリン静注用
(2)
他の注射剤と混合せずに用いることが望ましい(患者の病態に応じ、本剤の点滴静注速度を調節する必要がある)。ただし、本剤を希釈して用いる場合には、通常、生理食塩液、ブドウ糖液等を用いる。
2. アンプルカット時
本品はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭し、カットすることが望ましい。
臨床成績
1. 臨床効果
本剤は、急性心不全を対象とした二重盲検試験を含む臨床試験において77.6%(83/107例)の有効率を示した。血行動態的にはプラセボを対象とした二重盲検試験において肺動脈楔入圧の減少率、心拍出量の増加率ともに本剤が有意に優れていた。2) 3) 4) 5) 6)
2. 副作用の時間別発現頻度
臨床成績の表
副作用の時間別発現頻度
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投薬時間:3時間以内 |
投薬時間:3時間~72時間 |
副作用発現頻度 (発現率%) |
33/233例 (14.16%) |
6/21例 (28.57%) |
薬効薬理
1. 薬理作用
(1) 心収縮力増強作用
モルモット及びイヌ摘出心筋の収縮力を濃度依存的に増強し、静脈内投与により麻酔及び覚醒イヌの心収縮力(LVdP/dtmax)を用量依存的に増強する。7) 8) 9)
(2) 血管拡張作用
ラット摘出大動脈のノルアドレナリン及びKCl収縮、並びにイヌ摘出大腿動脈及び伏在静脈のフェニレフリン収縮を濃度依存的に抑制する。また、麻酔イヌにおいて、静脈内投与により全末梢血管抵抗を用量依存的に減少し、動脈内投与により局所血流を増加する。9) 10)
(3) 心不全病態の改善作用
麻酔イヌを用いたプロプラノロール心不全、容積負荷及び冠動脈結紮による心不全並びに僧帽弁逆流による心不全の各病態モデルにおいて、心収縮力増強、心拍出量増加、後負荷及び前負荷の減少を示し、心不全病態を著明に改善する。また、プロプラノロール心不全における左室内径の拡大及び内径短縮率の低下を著明に改善し、僧帽弁逆流による心不全モデルにおいて容量血管拡張作用が示唆された。9) 11) 12)
2. 作用機序
(1) 心収縮力増強
主たる作用機序はcAMPに特異的なPDEIIIの選択的阻害であり、その結果として生じる細胞内cAMP増加及びピークCa2+レベル上昇により心収縮力増強を示すと推測される。7) 8) 13) 14)
(2) 血管拡張
主たる作用機序はPDEIIIの選択的阻害であり、その結果として生じる細胞内cAMP増加及びCa2+レベル低下により血管拡張を示すと推測される。10) 15) 16)
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