品名 英文:UrokinaseI.V.60000units 日文:ウロキナーゼ静注用6万単位 中文: 图片 有效成分 英文: 日文:日局ウロキナーゼ 60,000単位 中文: 生产厂家 英文:田边三菱制药 日文: 中文: 医药品类别: 适合病症:脑血栓 批准上市时间: 商品条码: 药品形状:干冻粉状 有效成分量:6万单位 最小包装单位容量:10瓶/盒
**ウロキナーゼ静注用6万単位「ベネシス」
一般的名称
- ウロキナーゼ注射剤
警告
重篤な出血性脳梗塞の発現が報告されている.出血性脳梗塞を起こしやすい脳塞栓の患者に投与することのないよう,脳血栓の患者であることを十分確認すること.
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禁忌
(次の患者には投与しないこと)
1. 止血処置が困難な患者:頭蓋内出血,喀血,後腹膜出血等〔出血が助長されることがある.〕
2. 頭蓋内あるいは脊髄の手術又は損傷を受けた患者(2ヵ月以内)〔出血を惹起し,止血が困難になるおそれがある.〕
3. 動脈瘤のある患者〔出血を惹起し,止血が困難になるおそれがある.〕
4. 重篤な意識障害を伴う患者〔脳内出血を発症している可能性が高い.〕
5. 脳塞栓又はその疑いのある患者〔出血性脳梗塞を起こすことがある.〕
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原則禁忌
(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)
1. 心房細動のある患者(うち特に僧帽弁狭窄症患者),感染性心内膜炎の患者,陳旧性心筋梗塞の患者,人工弁使用患者〔これらの患者では,脳塞栓であるおそれが高い.また,脳塞栓を惹起するおそれがある.〕
2. 瞬時完成型の神経症状を呈する患者〔脳塞栓である可能性が高い.〕
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効能又は効果
次の血栓・閉塞性疾患の治療
- 脳血栓症(発症後5日以内で,コンピューター断層撮影において出血の認められないもの)
- 末梢動・静脈閉塞症(発症後10日以内)
用法及び用量
- 本剤を10mLの日本薬局方生理食塩液に用時溶解し,静脈内に注射する.
なお,日本薬局方生理食塩液又は日本薬局方ブドウ糖注射液に混じて点滴注射することが望ましい.
- 血栓・閉塞性疾患
- ・脳血栓症:1日1回60,000単位を約7日間投与する.
- ・末梢動・静脈閉塞症:初期1日量60,000~240,000単位,以後は漸減し約7日間投与する.
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
- 1.
- 出血している患者:手術等外科的処置時(肝,腎生検等を含む),糖尿病性出血性網膜症等の出血性眼疾患,消化管出血,尿路出血,流早産,分娩直後,月経期間中等〔出血を助長し,止血が困難になるおそれがある.〕
- 2.
- 出血の可能性のある患者:消化管潰瘍,消化管の憩室炎,大腸炎,重症高血圧症,活動性結核,頭蓋内出血の既往等〔出血を惹起するおそれがある.〕
- 3.
- 治療困難な凝固能低下状態の患者:凝固因子欠乏症,血小板減少症等〔出血を惹起するおそれがある.〕
- 4.
- 血液凝固阻止作用を有する薬剤,血小板凝集抑制作用を有する薬剤又は他の血栓溶解剤を投与している患者(「相互作用」の項参照)
- 5.
- 重篤な肝障害,腎障害のある患者〔代謝,排泄能の低下により,本剤の作用が増強することがある.〕
- 6.
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 7.
- 本剤又は組織培養ウロキナーゼに対して過敏症の既往歴のある患者
重要な基本的注意
- 1.
- 本剤の投与により出血性脳梗塞があらわれることがあるので,発症の状況,臨床症状等のほか,コンピューター断層撮影による観察を十分に行い,脳塞栓のおそれがある場合及び出血の危険性のある場合には投与しないこと.
- 2.
- 本剤の投与並びに本剤と血液凝固阻止作用を有する薬剤,血小板凝集抑制作用を有する薬剤又は他の血栓溶解剤との併用により出血の危険性が増大するので,あらかじめ出血の有無を十分確認するとともに,血液凝固能(出血時間,プロトロンビン時間等)等の血液検査,臨床症状の観察を頻回に行うこと.
脳内出血が疑われる場合には,直ちに投与を中止すること. 脳内出血の有無については,コンピューター断層撮影により確認することが原則であるが,やむを得ない理由によりコンピューター断層撮影によることができない場合には,髄液検査と臨床症状の観察により出血部位がないと判定できる場合にのみ本剤を投与すること.
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
- 1. 薬剤名等血液凝固阻止作用を有する薬剤(ヘパリン,ワルファリン,アルガトロバン等)
- 臨床症状・措置方法
- 出血の危険性が増大するので,血液凝固能(出血時間,プロトロンビン時間等)等の血液検査,臨床症状の観察を頻回に行うこと.
- 機序・危険因子
- 本剤の作用と抗凝血作用を有する薬剤との相加作用で出血傾向が増大するおそれがある.
- 2. 薬剤名等血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン,ジピリダモール,チクロピジン塩酸塩等)
- 臨床症状・措置方法
- 出血の危険性が増大するので,血液凝固能(出血時間,プロトロンビン時間等)等の血液検査,臨床症状の観察を頻回に行うこと.
- 機序・危険因子
- 本剤の作用と血小板凝集抑制作用を有する薬剤との相加作用で出血傾向が増大するおそれがある.
- 3. 薬剤名等血栓溶解剤(t-PA製剤,ナサルプラーゼ等)
- 臨床症状・措置方法
- 出血の危険性が増大するので,血液凝固能(出血時間,プロトロンビン時間等)等の血液検査,臨床症状の観察を頻回に行うこと.
- 機序・危険因子
- 両剤の薬理作用の相加作用により出血傾向が増大するおそれがある.
- 4. 薬剤名等アプロチニン製剤
- 臨床症状・措置方法
- ウロキナーゼの線維素溶解作用を減弱するおそれがある.
- 機序・危険因子
- アプロチニンはプラスミノーゲンアクチベーターやプラスミン活性を抑制する.
副作用
副作用等発現状況の概要
- 総症例数10,568例中63例(0.60%)73件の副作用が報告されている.主な副作用は,出血性脳梗塞22件(0.21%),消化管出血6件(0.06%),発疹等の過敏症状7件(0.07%),AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能障害6件(0.06%)等であった.(再審査終了時.再審査対象8品目の合算)
重大な副作用
1. 出血性脳梗塞(0.1~5%未満),脳出血(0.1%未満),消化管出血(0.1%未満) 出血性脳梗塞,脳出血,消化管出血等の重篤な出血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと. また,t-PA製剤において,出血の増大に伴い出血性ショックに至ることが報告されているので注意すること.
2. ショック(頻度不明) ショックを起こすことがあるので観察を十分に行い,血圧低下,呼吸困難,胸内苦悶,脈拍の異常,発汗等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
その他の副作用
- 1. 過敏症注)
- 0.1%未満
- 発疹
- 2. 過敏症注)
- 頻度不明
- 蕁麻疹等
- 3. 出血傾向
- 0.1%未満
- 血尿,歯肉出血等
- 4. 肝臓
- 0.1%未満
- AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等
- 5. 消化器
- 0.1%未満
- 悪心,嘔吐,食欲不振
- 6. その他
- 0.1%未満
- 発熱,悪寒,頭痛
- 7. その他
- 頻度不明
- けん怠感
その他の副作用の注意
- 注)このような場合には投与を中止すること.
高齢者への投与
- 高齢者では出血の危険性が高まるおそれがあるので,慎重に投与すること.
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊娠早期又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔動物実験(ウサギ)で胎児死亡が報告されている.また,本剤の線維素溶解作用からみて,胎盤早期はく離が起こる可能性が考えられる.〕
小児等への投与
- 小児等に対する安全性は確立していない.(使用経験が少ない.)
適用上の注意
- 調製時
- (1)
- 溶解後は速やかに使用すること.
- (2)
- 本剤にヘパリンナトリウムを同時混合する場合は,液のpHを5.0よりアルカリ性側で使用すること.また,ヘパリンカルシウムを同時混合する場合は,液のpHを5.0~7.0の範囲内で使用すること.(本剤中には添加物として人血清アルブミンが加えられており,pH5.0より酸性側ではアルブミン-ヘパリン結合物の沈殿を生成する場合があり,また,pH7.0よりアルカリ性側でヘパリンカルシウムを配合するとリン酸カルシウムの沈殿を生成する場合がある.)
薬物動態
<参考>動物における薬物動態
125I標識ウロキナーゼを60,000単位/50kg体重の割合でビーグル犬に静脈内投与した場合の血漿中濃度は投与後1時間以内に急速に減少し,生物学的半減期(t1/2)は 1 時間50分であった.なお,ウロキナーゼの尿中への排泄は投与後24時間以内に始まり,12日目までに投与量の約94%が排泄された(このうち尿中へは86%以上排泄)1).
臨床成績
1. 脳血栓症
全国126施設において実施されたプラセボを対照とした二重盲検比較試験における全般改善度(「改善」以上)は,ウロキナーゼ投与群(U群)38%(65/169例),プラセボ群(P群)23%(41/181例),有用度(「有用」以上)はU群37%(62/169例),P群21%(38/181例)であり,本剤の有用性が確認された2).
2. 末梢動・静脈閉塞症
ヘパリンを対照薬とした比較対照試験において,本剤は有効性,安全性において優れていることが確認された3).
薬効薬理
ウロキナーゼは,プラスミノーゲン分子中のアルギニン-バリン結合を加水分解して直接プラスミンを生成する4).生成したプラスミンはフィブリンを分解することにより血栓及び塞栓を溶解する5).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
ウロキナーゼ,Urokinase(JAN)
分子量
約54,000
性状
無色澄明の液である.
包装
- ウロキナーゼ静注用6万単位「ベネシス」 10瓶
主要文献及び文献請求先
主要文献
- 1)
- 三宅正一 他:基礎と臨床 1985;19(10):140-148
- 2)
- 大友英一 他:臨床評価 1985;13(3):711-751
- 3)
- 三島好雄 他:循環器科 1980;7(5):418-426
- 4)
- Robbins,K.C.et al.:J.Biol.Chem. 1967;242:2333-2342
- 5)
- 松岡松三:最新医学 1968;23(12):2612-2620
文献請求先
- *株式会社ベネシス くすり相談室
- **〒541-8505 大阪市中央区北浜2-6-18
- *電話0120-133-189 製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
- 販売
- 田辺三菱製薬株式会社
- **大阪市中央区北浜2-6-18
- 製造販売元
- 株式会社ベネシス
- **大阪市中央区北浜2-6-18
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http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3954400D4098_1_02/
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