盐酸溴已新注射液
【分类】祛痰药
【别名】溴己新,溴己铵,必消痰,必嗽平,溴苄环己铵,溴环己铵
【外文名】BromhexineHydrochloride,Broncokin,BISOLVON
【药理作用】为半合成的鸭嘴花碱衍生物,有较强的溶解粘痰作用,可使痰中的粘多糖纤维素或粘蛋白裂解,降低痰液粘度;还作用于气管、支气管腺体细胞分泌粘滞性较低的小分子粘蛋白,改善分泌的流变学特性和抑制粘多糖合成,使粘痰减少,从而稀释痰液,易于咳出。本品还可促进呼吸道粘膜的纤毛运动,并剌激胃粘膜,引起反射性的恶心祛痰作用。口服1h生效,维持6-8h,连服3-5d才达到本品的最佳效应。绝大部分的代谢物随尿液排出,粪便仅排除极少部分。
【适应证】适用于慢性支气管炎、哮喘等痰液粘稠不易咯出的患者。
【用法用量】口服:每次8~16毫克,每日3次。6岁以上儿童,每次4~8毫克,每日3次。
【不良反应】偶有恶心、胃部不适,减量或停药后可消失。
【注意事项】(1)胃炎患者或胃溃疡患者慎用。(2)偶见血清氨基转移酶短暂升高,但能自行恢复。
【药物相互作用】本品能增加四环素类抗生素在支气管的分布浓度,而二者合用时,能增强此类抗生素的抗菌疗效。
【规格】片剂:8mg针剂:4mg/2ml。
ビソルボン錠4mg 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
主成分 ブロムヘキシン塩酸塩 剤形 白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ2.4mm シート記載 (表面)Bisolvon Tablets 4mg、52C (裏面)ビソルボン錠4mg、社マーク、Boehringer Ingelheim、リサイクルマーク
*ビソルボンシロップ0.08%
商標名
Bisolvon Syrup 0.08%
組成
- 成分・含量
- 1mL中ブロムヘキシン塩酸塩 0.8mg
- 添加物
- 酒石酸、安息香酸、ヒドロキシエチルセルロース、D-ソルビトール液、グリセリン、エタノール、バニリン、プロピレングリコール、香料
性状
- 剤形
- シロップ剤
- 性状
- 無色澄明の粘性の液
- pH
- 2.0~3.0
一般的名称
- ブロムヘキシン塩酸塩製剤
禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
|
効能・効果/用法・用量
効能・効果
- 下記疾患の去痰
- 急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後
用法・用量
- 通常成人には1回5mL(ブロムヘキシン塩酸塩として4mg)を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
副作用
副作用等発現状況の概要
- 内服剤投与による調査症例1,049例(承認時及び再評価結果)中副作用が報告されたのは23例(2.19%)であった。主な副作用は食欲不振8件(0.76%)、悪心7件(0.67%)、腹痛2件(0.19%)、頭痛2件(0.19%)等であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
重大な副作用
- **ショック、アナフィラキシー様症状(いずれも頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、血管浮腫、気管支痙攣、呼吸困難、そう痒感等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
- 消化器
- 0.1~5%未満
- 悪心、食欲不振、胃部不快感、腹痛
- 消化器
- 頻度不明
- 下痢、嘔気、嘔吐
- 精神神経系
- 0.1~5%未満
- 頭痛
- 過敏症注)
- 頻度不明
- 発疹、蕁麻疹
- その他
- 0.1%未満
- 血痰
- 以上のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
- 注)発現した場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
- 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。
その他の注意
- 1.
- 動物実験で大量を長期間にわたり連続投与した場合に血清トランスアミナーゼ値の上昇することが報告されている。
- 2.
- 喀痰量の一時的増加を来し神経質な患者では不安感を訴えることがある。
薬物動態
- 吸収・代謝・排泄
- 健康成人にブロムヘキシン塩酸塩8mgを経口投与した場合、速やかに吸収され、1時間で最高血中濃度7.3ng/mLに達する。血中濃度の半減期は約1.7時間である。1)
主代謝産物は、シクロヘキシル環の水酸化体とその閉環体であり、尿中には主としてグルクロン酸抱合体として排泄される。2) 健康成人に経口投与した場合、120時間で88%が尿中に、4%が糞中に排泄される。2) [参考:2)は外国人でのデータ]
- 分布(参考)
- 経口投与した場合、各臓器へ分布したが、特に肺、肝、副腎皮質、眼窩内涙腺、腎及び血液に高濃度に認められた(ラッ卜3))。胎児へはほとんど移行しなかった(マウス3))。
臨床成績
- 国内35施設、総計762例について内服剤投与による臨床試験が実施された。承認された効能・効果において、効果判定がなされた341例での有効率(有効以上)は69.5%であった。
薬効薬理
- 1.漿液性分泌増加作用
- Perry及びBoydの方法により、漿液性分泌増加作用が認められている(ウサギ4))。また、走査電子顕微鏡により形態学的に観察した試験で、気管支粘膜及び粘膜下気管腺の分泌が活性化し、漿液性分泌の増加が認められている(イヌ5))。
- 2.酸性糖蛋白溶解・低分子化作用
- 健康成人において、酸性糖蛋白の線維網が溶解低分子化することが顕微鏡下に認められている。6)この作用は、気管分泌細胞内で発現し、その機序は、リゾゾーム顆粒から遊離されたリゾゾーム酵素が関与すると考えられている(イヌ7))。
- 3.肺表面活性物質の分泌促進作用
- 肺胞II型細胞内層状封入体(ラット8))及び肺のリン脂質含量(ウサギ9))の増加が認められている。
- 4.線毛運動亢進作用
- In vitroの試験で、気管線毛のビート回数及び振幅を増大させることが認められている(イヌ10))。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名
- ブロムヘキシン塩酸塩(JAN)Bromhexine Hydrochloride(JAN)
Bromhexine(INN)
- 化学名
- 2-Amino-3,5-dibromo-N-cyclohexyl-N-methylbenzylamine monohydrochloride
- 化学構造式
-
- 分子式
- C14H20Br2N2・HCl
- 分子量
- 412.59
- 性状
- ・白色の結晶又は結晶性の粉末である。
・ギ酸に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、水又はエタノール(95)に溶けにくい。 ・飽和水溶液のpHは3.0~5.0である。
- 融点
- 約239℃(分解)
包装
*ビソルボンシロップ0.08%:500mL 瓶
製造販売
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 |