前列腺素E1脂肪乳剂注射液(Liple Kit INJECTION ,LipoPGE1)
DESCRIPTION Brand name:Liple Kit Injection 10μg
Nonproprietary:Liple Kit Injection 10μg
・General name:Alprostadil
classification:Chronic arterial occlusion, progressive systemic sclerosis, systemic lupus erythematosus, diabetes mellitus, vibration disease
THIS INJECTION
WORKS FOR Liple dilates peripheral blood vessels and increases blood flow, and thereby improves ulcers of limbs and pains.
Liple improves skin ulcers in diabetes mellitus.
BEFORE
RECEIVING
INJECTION ・Tell your Health Care Provider:
- If you ever had any unusual or allergic reaction to any medicines.
- Patients with heart/kidney disease, black stools or cough up blood, glaucoma, high eye pressure, gastric ulcer or history of such disease, interstitial pneumonia, bleeding tendency.
・Dosage Schedule:
Your doctor decides the duration of treatment depending upon the severity.
・Administration:
Usually, Liple is once a day given, either without mixing or dilution, or as an admixture with an infusion solution, by intravenous injection or intravenous drip infusion.
・Others:
If you are already pregnant, may possibly be pregnant, or are breast-feeding, tell your doctor before taking Liple.
SIDE EFFECT(s) ・An injection may cause some unwanted effects.
Check with your doctor immediately if any of the following side effects occur:
< Shock, anaphylactoid reaction > Chills, nausea, abdominal pain, pale face, cold sweat, dizziness, palpitation, rash, itching, urticaria, choking feeling in the chest, respiratory distress.
< Loss of consciousness >
< Heart failure > Shortness of breath, fatigability, swelling of limbs, breathing difficulty in lie-down position, coughing at night, choking feeling in the chest.
< Pulmonary oedema > Respiratory distress, easy breathing in upright position, chest pain, cough.
< Interstitial pneumonia > Fever, cough, respiratory distress, chest pain, dullness.
< Myocardial infarction > Choking feeling in the chest, chest pain, cold sweat.
< Cerebral hemorrhage > Headache, nausea, vomiting, absent-mindedness, paralysis of the limbs on either or both sides.
< Hemorrhage of digestive tract > Stomachache, nausea, blood vomitting, black stools.
< Agranulocytosis, leucopenia > Sore throat, fever, stomatitis, dullness.
< Thrombocytopenia > Red spot or bruise appearing on limbs, bleeding tendency from the gums or nose.
< Hepatic function disorder, jaundice > Loss of appetite, nausea, yellowing of the skin on the whites of the eyes, dullness.
< Strangled feeling of chest, chest pain > Choking feeling in the chest, chest pain, choking feeling in the throat.
< Dropped blood pressure > Dizziness on standing up, dizzness, weakness.
< Increased blood pressure > Headache, dull headache, stiff shoulder, palpitation.
< Asthma > Wheezing, respiratory distress.
< Exacerbation of renal failure > Swelling, dullness, urine volume decreased.
< Ocular fundus bleeding > Vision disorder, mosquito flying-like vision.
< Subcutaneous haemorrhage > Bruise, bluish-purpling of the skin due to subcutaneous bleeding.
< Haematuria > Blood in the urine.
< Epistaxis > Bleeding from the nose.
Check with your doctor early if any of the following side effects occur:
Other side effects not listed above:
< Diarrhea > < Abdomen enlarged feeling, abdominal discomfort > Bloated feeling of the stomach, abdominal discomfort. < Constipation > < Oral cavity swelling feeling > Swelling in the mouth. < Facial hot flushes > Feeling hot. < Redness > Red skin. < Tremor > Tremor of limbs. < Convulsions > < Feeling of warmth > Feeling hot or feverish. < Pain in extremities > Pain in limbs. < Feeling bad > Feeling unwell. < Alopecia > Depilation. < Cerebral infarction > Numbness of the limbs, unable to articulate property.rom the nose.
If you notice any other unusual symptoms, check with your doctor.
产地:日本田边三菱
リプルキット注10μg
凍結を避け5℃以下に遮光して保存
1年間(使用期限は外箱及びラベルに表示)
劇薬
処方せん医薬品注)
注)注意-医師等の処方せんにより使用すること
組成
有効成分〔1シリンジ(2mL)中〕
日局 アルプロスタジル 10μg
精製ダイズ油 200mg,高度精製卵黄レシチン 36mg,オレイン酸 4.8mg,濃グリセリン 44.2mg,水酸化ナトリウム 適量
性状
白色・わずかに粘性がある・特異なにおいがある・乳濁液
4.5~6.0
約1(生理食塩液に対する比)
警告 動脈管依存性先天性心疾患(新生児)に投与する場合には,本剤投与により無呼吸発作が発現することがあるので,呼吸管理設備の整っている施設で投与すること. |
禁忌 (次の患者には投与しないこと) 1. 重篤な心不全の患者〔心不全の増強があらわれるとの報告がある.〕 2. 出血(頭蓋内出血,消化管出血,喀血等)している患者〔出血を助長するおそれがある.〕 3. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照) 4. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 |
○慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍ならびに安静時疼痛の改善
○糖尿病における皮膚潰瘍の改善
用法及び用量
通常,成人1日1回1~2mL(アルプロスタジルとして5~10μg)をそのまま又は輸液に混和して緩徐に静注,又は点滴静注する.
なお,症状により適宜増減する.
輸液に混和し,開始時アルプロスタジル5ng/kg/minとして持続静注し,その後は症状に応じて適宜増減して有効最小量とする.
用法及び用量に関連する使用上の注意
使用上の注意
(次の患者には慎重に投与すること)
3. 動脈管依存性先天性心疾患の新生児に適用する場合には,次の事項を考慮すること.
抗凝血剤(ワルファリン等)
出血傾向の増強を来すおそれがある.
本剤は血小板凝集抑制作用を有するため,これらの薬剤との併用によりその作用を増強するおそれがある.
血小板機能を抑制する薬剤(アスピリン,チクロピジン塩酸塩,シロスタゾール等)
出血傾向の増強を来すおそれがある.
本剤は血小板凝集抑制作用を有するため,これらの薬剤との併用によりその作用を増強するおそれがある.
血栓溶解剤(ウロキナーゼ等)
出血傾向の増強を来すおそれがある.
本剤は血小板凝集抑制作用を有するため,これらの薬剤との併用によりその作用を増強するおそれがある.
承認時:総症例1,285例中117例(9.11%)161件の副作用が認められた.その主なものは血管痛33件(2.57%),肝機能異常16件(1.25%),注射部発赤11件(0.86%)等であった.
*再審査終了時:市販後の使用成績調査において総症例12,747例中472例(3.70%)788件の副作用が認められた.その主なものは肝機能異常107件(0.84%),嘔気83件(0.65%),腹痛83件(0.65%),発熱42件(0.33%),血管痛40件(0.31%)等であった.
承認時:総症例89例中26例(29.21%)34件の副作用が認められた.その主なものは無呼吸発作11件(12.36%),下痢7件(7.87%),発熱5件(5.62%),低ナトリウム血症5件(5.62%)等であった.
*再審査終了時:市販後の使用成績調査において総症例516例中122例(23.64%)180件の副作用が認められた.その主なものは無呼吸発作63件(12.21%),発熱51件(9.88%),低ナトリウム血症18件(3.49%),下痢14件(2.71%)等であった.
ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,蕁麻疹,喉頭浮腫,呼吸困難,チアノーゼ,血圧低下等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
血圧低下に伴い一過性の意識消失があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
心不全(増強を含む),肺水腫,胸水があらわれることがあるので,動悸,胸苦しさ,呼吸困難,浮腫等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.(「重要な基本的注意」の項参照)
間質性肺炎(増悪を含む)があらわれることがあるので,発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.
心筋梗塞があらわれることがあるので,観察を十分に行い,胸痛,胸部圧迫感,心電図異常等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
脳出血,消化管出血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること.
無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTP等の上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
新生児に投与した場合,無呼吸発作があらわれることがあるので,観察を十分に行うこと.なお,発現した場合は,減量,注入速度の減速,投与中止など適切な処置を行うこと.
嘔気,腹痛,嘔吐,下痢,腹部膨満感・不快感
食欲不振,便秘,口腔腫脹感
口内炎(アフタを含む)
血圧降下注),血管炎,顔面潮紅,胸部絞扼感注)
発赤,胸痛注),動悸,頻脈
血圧上昇注)
咳嗽,呼吸困難,喘息注)
好酸球増多
発熱,頭痛
めまい,けん怠感,しびれ(感)
悪寒,振戦,痙攣
発疹,そう痒感
蕁麻疹
発汗
腎不全の増悪注)
血管痛,発赤
こわばり,そう痒感
*出血(鼻出血,眼底出血,結膜出血,皮下出血,血尿等)
熱感
四肢疼痛(増強を含む),気分不良,浮腫,視力低下,脱毛
*低ナトリウム血症,四肢腫脹
注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること.
特に動脈管依存性先天性心疾患の新生児への投与に際しては,持続静注によりDEHPの総溶出量が増加するので,ポリ塩化ビニル製の輸液セット等の使用を避けることが望ましい.
<参考>アルプロスタジル注射液(アンプル剤)での試験
健康成人に本剤を点滴静注し,血中のPGE1をRIA2抗体法にて測定したが,微量定量であること,その代謝が速いこと等の理由により信頼性の高い数値を得ることはできなかった.
3Hで標識した本剤(5μgPGE1/kg)のラット静脈内投与後の血液,血漿中放射能濃度は,投与後30秒でそれぞれ24.74ng eq.PGE1/mL,39.82ng eq.PGE1/mLを示した後,いずれも4相性の推移で消失し,投与後8時間には30秒後の濃度の1%以下であった.また,イヌでもほぼ同様な推移が認められた.
3Hで標識した本剤のラット静脈内投与後の組織内放射能濃度は大部分の組織において5分以内に最高濃度を示し,その後の消失は血漿に比べやや緩慢であった.高濃度を示した組織は,腎,肝及び肺であり,中枢神経系,眼球及び精巣は最も低かった.また,反復投与しても特定組織への残存は認められなかった.自然発症高血圧ラットへの静脈内投与後の血管内分布は,病変血管において3H-PGE1に比べ有意に高かった.
3Hで標識した本剤のラット静脈内投与後の血漿中PGE1未変化体の割合は,3H-PGE1-CD投与時に比べ有意に高かった.
主な代謝物は13,14-dihydro-15-keto-PGE1であった.排泄経路は主に尿中であり,投与後168時間までに尿中へ59%,糞中へ24%,呼気中へ約8%が回収された.胆汁中へは,48時間までに投与量の約28%が排泄され,その一部は腸肝循環することが示された.
承認時に実施された成人対象疾患の二重盲検試験及び一般臨床試験を含む臨床試験,また,新生児対象疾患の一般臨床試験並びに糖尿病の皮膚潰瘍に対する臨床試験の概要は次のとおりである3~7).
対象疾患 | 有効率 改善以上 |
慢性動脈閉塞症における皮膚潰瘍,安 静時疼痛 |
52.1% (75/144) |
進行性全身性硬化症,全身性エリテマ トーデスにおける皮膚潰瘍 |
75.3% (55/73) |
糖尿病における皮膚潰瘍 | 72.5% (50/69) |
振動病におけるレイノー現象などの末 梢血行障害に伴う自覚症状並びに末梢 循環・神経・運動機能障害 |
31.8% (27/85) |
動脈管依存性先天性心疾患の新生児に おける動脈管の開存 |
74.2% (66/89) |
血流増加作用,血圧降下作用を指標に血管拡張作用をアルプロスタジル アルファデクス(PGE1-CD)と比較検討した結果は次のとおりである.
アルプロスタジル,Alprostadil(JAN)
7-{(1R,2R,3R)-3-Hydroxy-2-[(1E,3S)-3-hydroxyoct-1-en-1-yl]-5-oxocyclopentyl}heptanoic acid
C20H34O5
354.48
白色の結晶又は結晶性の粉末である.
エタノール(99.5)又はテトラヒドロフランに溶けやすく,アセトニトリルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.
包装