【中文品名】氟氧头孢钠 【药效类别】抗生素>头孢霉素衍生物类 【通用药名】FLOMOXEF SODIUM 【别 名】氟莫头孢钠, 6315-S, Efmox, Flomex, Floxef, Flumarin, S-6315 【CA 名 称】 5-Oxa-1-azabicyclo[4,2,0]oct-2-ene-2-carboxylic acid, 7-[[[(difluoromethyl)thio]acetyl]amino]-3-[[[1-(2-hydroxyethyl)-1H-tetrazol-5-yl]thio]methyl]-7-methoxy-8-oxo-, monosodium salt, monohydrate, (6R,7R)- 【CA登记号】[92823-03-5](钠盐), [96647-03-9](一水合钠盐) 【结 构 式】
【分 子 式】C15H17F2N6NaO7S2·H2O 【分 子 量】536.46 【收录药典】JP14 【开发单位】盐野义制药株式会社 (日本) 【首次上市】1988年,日本 【性 状】白色或淡黄色粉末,无臭。极易溶于水和甲醇,稍难溶于乙醇或无水乙醇,几乎不溶于乙醚。 【用 途】 系氧杂头孢菌素类,对内酰胺酶十分稳定,其抗菌谱和其他第三代头孢菌素相似,对革兰氏阳性菌的抗菌作用几乎与拉他头孢相同。氟氧头孢对金葡菌的抗菌作用很强,特别是对耐药性金葡菌包括耐甲氧苯青霉素金葡菌(MRSA)抗菌作用很强;对革兰氏阳性菌、阴性菌的临床效果很好,并有一定量的氟氧头孢可透过血脑屏障而渗入脑脊液中。 用于治疗金黄色葡萄菌(包括链球菌、肺炎球菌、卡他氏杆菌、奈氏淋球菌、大肠杆菌、克雷白氏杆菌、流感杆菌、粪产碱杆菌及拟杆菌属所致的感染。用于治疗败血症、心内膜类、各种外科及手术后感染、咽喉炎、扁桃体炎、急慢性支气管炎、肺炎、肺化脓症、肾盂肾炎、前列腺炎、附睾炎、淋病性尿道炎、胆囊炎、胆道炎、肝脓肿、腹膜炎、子宫附件炎、子宫内膜炎、盆腔、子宫旁组织炎及其它妇科感染和耳鼻喉科感染。
品名:氟氧头孢 Flomoxef (氟吗宁 Flumarin、FMOX)
剂型与规格:粉针剂:0.5g。
用法与用量:静脉注射或静脉滴注,每日2~4g,分2次给药。儿童每日60~80mg/kg,重症150mg/kg,分3~4次给药。溶解后尽快使用。需保存时,冰箱内保存24小时,室温保存6小时。
药理与用途:新的氧头孢烯类广谱抗生素。对革兰阳性球菌、革兰阴性杆菌和厌氧菌均有强大的抗菌作用,对耐甲氧西林金葡菌(MRSA)的作用优于常用头孢菌素类抗生素。对葡萄球菌属、链球菌属(肠球菌除外)、肺炎球菌、消化链球菌、卡他布拉汉菌、淋球菌、大肠杆菌、克雷伯菌、变形杆菌属、流感杆菌属、拟杆菌属有强大的抗菌作用。对β-内酰胺酶稳定。用于败血症,感染性心内膜炎,呼吸系统感染,泌尿系统感染,胆囊炎,腹膜炎,外伤及手术创伤等浅表性二次感染,子宫附件炎,骨盆感染等。
不良反应:过敏反应;消化道反应;偶见嗜曙红细胞增多,粒细胞及血小板减少。
注意事项:对头孢菌素、拉氧头孢、青霉素类抗生素过敏者、过敏体质者、严重肾功能障碍者慎用;对氧头孢烯类抗生素曾引起休克的病人禁用。
本品为原创药
品名 英文:Flumarin フルマリン静注用0.5g / 1g 日文:フルマリン静注用0.5g / 1g 中文:氟吗宁静脉注射剂 0.5克 / 1克 图片 有效成分 英文:FLOMOXEF SODIUM 日文:フロモキセフナトリウム 中文:氟氧头孢钠 生产厂家 英文:盐野义制药 适合病症:呼吸系统感染;腹内感染;泌尿、生殖系统感染;皮肤、软组织感染;其他严重感染 批准上市时间:1988年 药品形状:干冻粉注射剂
フルマリン静注用0.5g/フルマリン静注用1g/フルマリンキット静注用1g
商標名
Flumarin
- 一般的名称:
フロモキセフナトリウム(JAN)[日局] Flomoxef Sodium
- 略号:
- FMOX
- 化学名:
Monosodium(6R,7R)-7-{[2-(difluoromethylsulfanyl)acetyl]amino}-3-[1-(2-hydroxyethyl)-1H-tetrazol-5-ylsulfanylmethyl]-7-methoxy-8-oxo-5-oxa-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate
- 分子式:
C15H17F2N6NaO7S2
- 分子量:
518.45
- 化学構造式:
-
- ナトリウム量:
フロモキセフナトリウム1g(力価)中にNa 46.3mg(2.0mEq)を含有する。 なお,製剤としては0.5g(力価):Na 33.0mg(1.4mEq),1g(力価):Na 66.0mg(2.9mEq)を含有する。
- 性状:
-
白色~淡黄白色の粉末又は塊である。
水に極めて溶けやすく,メタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けにくい。
- 融点
- 100~150℃(分解)
- 分配係数:
0.001[1-オクタノール/水]
効能又は効果/用法及び用量
効能又は効果
<適応菌種>
フロモキセフに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)
<適応症>
○ 敗血症,感染性心内膜炎
○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
○ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,慢性呼吸器病変の二次感染
○ 膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症)
○ 尿道炎
○ 腹膜炎,腹腔内膿瘍
○ 胆嚢炎,胆管炎
○ バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎
○ 中耳炎,副鼻腔炎
用法及び用量
1. フルマリン静注用0.5g及びフルマリン静注用1g
通常,成人にはフロモキセフナトリウムとして1日1~2g(力価)を2回に分割して静脈内注射又は点滴静注する。 通常,小児には1日60~80mg(力価)/kgを3~4回に分割して静脈内注射又は点滴静注する。 通常,未熟児,新生児には1回20mg(力価)/kgを生後3日までは1日2~3回,4日以降は,1日3~4回静脈内注射又は点滴静注する。 なお,年齢,症状に応じて適宜増減するが,難治性又は重症感染症には成人では1日4g(力価)まで増量し,2~4回に分割投与する。また未熟児,新生児,小児では1日150mg(力価)/kgまで増量し,3~4回に分割投与する。
2. フルマリンキット静注用1g
通常,成人にはフロモキセフナトリウムとして1日1~2g(力価)を2回に分割して点滴静注する。 通常,小児には1日60~80mg(力価)/kgを3~4回に分割して点滴静注する。 通常,未熟児,新生児には1回20mg(力価)/kgを生後3日までは1日2~3回,4日以降は,1日3~4回点滴静注する。 なお,年齢,症状に応じて適宜増減するが,難治性又は重症感染症には成人では1日4g(力価)まで増量し,2~4回に分割投与する。また未熟児,新生児,小児では1日150mg(力価)/kgまで増量し,3~4回に分割投与する。
参考:注射液の調製法
1. フルマリン静注用0.5g(力価)及び1g(力価)各10mL容量瓶
4mL以上の注射用水,5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液を加え,よく振盪して溶解する。ただし,点滴静注を行う場合,注射用水を用いると溶液が等張とならないため用いないこと。
2. フルマリンキット静注用1g(力価)
溶解液(日局生理食塩液)部分を手で押して隔壁を開通させ,更に溶解液部分を繰り返し押して薬剤を完全に溶解する。 (詳しい溶解方法については,キット製品の外袋及びカバーシートに記載の「溶解操作方法」を参照のこと。)
用法及び用量に関連する使用上の注意
1. 本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
2. 低出生体重児(未熟児)・新生児では在胎週数,投与時の体重を考慮すること。[「小児等への投与」及び「薬物動態」の項参照]
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1. 瓶及びキット共通
(1) ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
(2) 本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
(3) 高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減らすか,投与間隔をあけて使用すること。(「薬物動態」の項参照)]
(4) 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者,全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
(5) 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
2. キットのみ
(1) 心臓,循環器系機能障害のある患者[ナトリウムの負荷及び循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある。]
(2) 腎障害のある患者[水分,塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある。]
重要な基本的注意
本剤によるショック,アナフィラキシー様症状の発生を確実に予知できる方法がないので,次の措置をとること。
1. 事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお,抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
2. 投与に際しては,必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
3. 投与開始から投与終了後まで,患者を安静の状態に保たせ,十分な観察を行うこと。特に,投与開始直後は注意深く観察すること。
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
1.
薬剤名等
利尿剤 フロセミド等
臨床症状・措置方法
腎障害が発現,悪化するおそれがあるので,併用する場合には腎機能に注意すること。
機序・危険因子
機序は明確ではないが,利尿剤による細胞内への水分再吸収低下のため,尿細管細胞中の抗菌薬濃度が上昇するとの説がある。
副作用
副作用等発現状況の概要
承認時及び効能・効果の追加承認時における安全性評価対象例3314例中,副作用は78例(2.35%)に,また臨床検査値の異常変動は,検査を実施した安全性評価対象例3054例中,334例(10.94%)に認められた 1)。 再審査終了時における安全性評価対象例27651例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は810例(2.93%)に認められた 2)。 (副作用の発現頻度は,承認時,再審査終了時の成績及び自発報告等に基づく。)
重大な副作用
1. ショック,アナフィラキシー様症状(0.1%未満):ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,全身潮紅,浮腫等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
2. 急性腎不全(0.1%未満):急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
3. 汎血球減少,無顆粒球症(0.1%未満),血小板減少,溶血性貧血(頻度不明):汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少,溶血性貧血があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
4. 偽膜性大腸炎(0.1%未満):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には,直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
5. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(0.1%未満):皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
6. 間質性肺炎,PIE症候群(0.1%未満):発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群等があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
7. 肝機能障害,黄疸(頻度不明):AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTP,LAP等の上昇,黄疸があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症注1:
0.1~5%未満
発疹
過敏症注1:
0.1%未満
蕁麻疹,そう痒,発赤,発熱,顔面潮紅,皮膚感覚異常感
血液注1:
0.1~5%未満
貧血(赤血球減少,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少),好酸球増多,顆粒球減少
血液注1:
0.1%未満
血小板減少又は増多
腎臓注1:
0.1%未満
BUN上昇,クレアチニン上昇,蛋白尿
腎臓注1:
頻度不明
乏尿
肝臓注2:
0.1~5%未満
AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇,γ-GTP上昇
肝臓注2:
0.1%未満
黄疸,LAP上昇
消化器:
0.1~5%未満
下痢
消化器:
0.1%未満
軟便,悪心,嘔吐,腹部膨満感
菌交代症:
0.1%未満
口内炎,カンジダ症
ビタミン欠乏症:
頻度不明
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症,出血傾向等),ビタミンB群欠乏症状(舌炎,口内炎,食欲不振,神経炎等)
その他:
0.1%未満
頭重感,全身倦怠感,尿道異和感,血清アミラーゼ上昇,尿アミラーゼ上昇
注1:症状(異常)が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
注2:異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
高齢者への投与
高齢者には,次の点に注意し,用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
1. 高齢者では生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
2. 高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
低出生体重児(未熟児)では,腎が発達段階にあるため血中濃度の半減期が延長し,高い血中濃度が長時間持続するおそれがあるので,慎重に投与すること。[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項及び「薬物動態」の項参照]
臨床検査結果に及ぼす影響
1. テステープ反応を除くベネディクト試薬,フェーリング試薬,クリニテストによる尿糖検査では偽陽性を呈することがあるので注意すること。
2. 直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意すること。
適用上の注意
1. 調製時:調製後は速やかに使用すること。なお,やむを得ず保存を必要とする場合でも,室温保存では6時間以内に,冷蔵庫保存では24時間以内に使用すること。 ただし,キット製品の場合は残液は決して使用しないこと。
2. 静脈内注射時:静脈内大量投与により血管痛,静脈炎,灼熱感を起こすことがあるので,これを予防するために注射液の調製,注射部位,注射方法等について十分注意し,その注射の速度はできるだけ遅くすること。
その他の注意
本剤の投与に際しては,定期的に肝機能,腎機能,血液等の検査を行うことが望ましい。
薬物動態
1. 血中濃度
(1) 健康成人 3)(静注,点滴静注時の血清中濃度及び薬物動態パラメータ)
(2) 腎機能正常小児 3)(静注,点滴静注時の血清中濃度及び薬物動態パラメータ)
(3) 低出生体重児(未熟児),新生児 4)(静注時の血漿中濃度及び薬物動態パラメータ)
(4) 腎機能障害患者 5)~7)(静注時の血清中濃度及び薬物動態パラメータ)
腎機能の低下に伴い,血中半減期の延長と尿中排泄遅延が認められる。したがって,腎機能障害患者に投与する場合には投与量並びに投与間隔の適切な調節が必要である。
(5) 血液透析患者 7)(静注時の血清中濃度及び薬物動態パラメータ)
2. 分布
胆汁 3),喀痰 3),腹腔内滲出液 3),骨盤死腔滲出液 3),胆嚢 3),子宮 3),子宮付属器 3),中耳粘膜 8),肺組織 3) 等への移行が認められた。産婦(n=5)に1g(力価)静注後の母乳中濃度は平均0.5μg/mL以下であった 9)。
3. 代謝
生体内でわずかに代謝を受けるが,大部分(12時間で80~90%)が未変化体として尿中に排泄される。なお,活性代謝物としてフロモキセフoxide及び非活性代謝物としてhydroxyethyl-tetrazolethiol(HTT)が確認されており,24時間までの尿中回収率はそれぞれ0.1~0.3%,10~23%であった 10)。
4. 排泄
主として腎から排泄され,健康成人での0.5g(力価)(n=4),1g(力価)(n=4)静注あるいは1g(力価)(n=13),2g(力価)(n=10)1時間,0.5g(力価)(n=3),1g(力価)(n=4),2g(力価)(n=4)2時間点滴静注後の尿中排泄率は,投与量に関係なく,2時間までに平均50~70%,12時間までに平均80~90%であった 10)。
5. その他
血清蛋白結合率:限外ろ過法にて測定した血清蛋白結合率は35%であった 11)。
薬物動態の表
表1 薬物動態パラメータ(健康成人,静注)
記号 |
投与量〔g(力価)〕 |
n |
C5min注1(μg/mL) |
T1/2(β)(min) |
▲ |
0.5 |
4 |
39.4 |
46.3 |
● |
1 |
22 |
126.2 |
49.6 |
注1:血清中濃度(投与5分値) (測定法:bioassay)(mean)
表2 薬物動態パラメータ(健康成人,1時間点滴静注)
記号 |
投与量〔g(力価)〕 |
n |
Cmax(μg/mL) |
T1/2(β)(min) |
▲ |
0.5 |
4 |
19.6 |
73.4 |
● |
1 |
25 |
44.0 |
49.2 |
○ |
2 |
10 |
89.5 |
40.0 |
(測定法:bioassay)(mean)
表3 薬物動態パラメータ(腎機能正常小児,静注)
記号 |
投与量〔mg(力価)/kg〕 |
n |
年齢(歳) |
C15min注1(μg/mL) |
T1/2(β)(min) |
▲ |
20 |
26 |
7.8 |
49.5 |
48.0 |
● |
40 |
10 |
5.8 |
89.6 |
73.8 |
注1:血清中濃度(投与15分値) (測定法:bioassay)(mean)
表4 薬物動態パラメータ(腎機能正常小児,30分点滴静注)
記号 |
投与量〔mg(力価)/kg〕 |
n |
年齢(歳) |
Cmax(μg/mL) |
T1/2(β)(min) |
▲ |
20 |
12 |
8.6 |
52.0 |
48.6 |
● |
40 |
6 |
8.7 |
119.2 |
61.2 |
(測定法:bioassay)(mean)
表5 薬物動態パラメータ〔低出生体重児(未熟児)〕
記号 |
日齢(日) |
n |
C15min注1(μg/mL) |
T1/2(β)(hr) |
▲ |
0~3 |
6 |
54.0 |
4.28 |
● |
4~7 |
6 |
54.6 |
2.27 |
○ |
8~28 |
7 |
55.5 |
3.02 |
注1:血漿中濃度(投与15分値) (測定法:bioassay)(mean)
表6 薬物動態パラメータ(新生児)
記号 |
日齢(日) |
n |
C15min注1(μg/mL) |
T1/2(β)(hr) |
▲ |
0~3 |
14 |
54.4 |
2.99 |
● |
4~7 |
14 |
51.4 |
2.32 |
○ |
8~28 |
24 |
50.7 |
1.79 |
注1:血漿中濃度(投与15分値) (測定法:bioassay)(mean)
表7 薬物動態パラメータ(腎機能障害患者)
|
クレアチニンクリアランス |
n |
T1/2(β)(hr) |
1 |
Ccr<5 |
3 |
9.62 |
2 |
5≦Ccr≦20 |
4 |
6.95 |
3 |
20<Ccr≦40 |
10 |
2.48 |
4 |
40<Ccr≦70 |
10 |
1.57 |
5 |
70<Ccr |
6 |
1.31 |
(測定法:bioassay,HPLC)(mean)
臨床成績
承認時及び効能・効果の追加承認時における一般臨床試験での有効性評価対象例は1513例であり,有効率は74.0%(1120例)であった 1)。
表8 臨床成績参照
臨床成績の表
表8 臨床成績
疾患名 |
有効例数/有効性評価 対象例数 |
有効率 (%) |
敗血症,感染性心内膜炎 |
20/26 |
76.9 |
外傷・熱傷及び手術創等の二次感染 |
31/45 |
68.9 |
咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎 |
136/145 |
93.8 |
慢性呼吸器病変の二次感染 |
99/125 |
79.2 |
膀胱炎,腎盂腎炎 |
416/660 |
63.0 |
前立腺炎(急性症,慢性症) |
19/20 |
95.0 |
腹膜炎,腹腔内膿瘍 |
102/125 |
81.6 |
胆嚢炎,胆管炎 |
61/85 |
71.8 |
バルトリン腺炎 |
25/26 |
96.2 |
子宮内感染 |
87/96 |
90.6 |
子宮付属器炎 |
40/44 |
90.9 |
子宮旁結合織炎 |
29/30 |
96.7 |
中耳炎 |
26/47 |
55.3 |
副鼻腔炎 |
29/39 |
74.4 |
薬効薬理
1. 薬理作用
抗菌作用 フロモキセフナトリウムは試験管内では好気性・嫌気性を問わず,グラム陽性菌及びグラム陰性菌に幅広い抗菌スペクトルを有する。グラム陽性菌では,ブドウ球菌属,レンサ球菌属及び肺炎球菌に対し抗菌力を示す。グラム陰性菌では,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属及びインフルエンザ菌に対して抗菌力を示す。嫌気性菌では,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)に対し抗菌力を示す。また,各細菌が産生するβ-ラクタマーゼに安定である 12),13)。
2. 作用機序
細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し,作用は殺菌的である。ペニシリン結合蛋白(PBP)に結合親和性を有し,特にムレイン架橋酵素阻害作用を示すことにより抗菌力を示す。なお,フロモキセフナトリウムはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の主要な耐性機構の一つであるPBP-2'を誘導しにくい特徴を有する 14),15)。
フルマリン静注用0.5g:10瓶(10mL容量瓶)
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